社長は、社長室でふんぞり返ってお茶でも飲んでてください。の巻
さて、この章、長くなっていますが、順序良く
理解して頂けてるでしょうか?
前章音楽的な観点からの言葉②の、冒頭の、
★ ①と★②は、脳ミソで言うと
前頭葉側とその他の主に
運動神経の脳ミソに大まかに別れます。
本文では、会社に例え、
社長さんの脳と、
その他の社員に分けましょう。
会社が旨くまわるには、
社長さんが、
「みんなありがとう、今日もよろしくねぇー。」
だけ位がいい。
良くないのは、社長さんが、やれ、営業部だ、
生産部だ、在庫管理部だと、
落ち着きなく顔をだし、
「お得意さんふえたかね?」
だの、
「不良品はでてないだろうねぇ、よろしくたのむよー。」
だのと、口出しして歩き回る事。
社長さんの脳ミソは、
一つ一つの大きな決断には
向いていますが、
それに伴う複合動作には向かないのです。
その他の脳ミソは、各部署部内と旨く連携しており、
社長が方針をつたえたら、
その方針を受けて同時に動くのです。つまり、複合動作。
社長がわざわざ顔出すと、
その都度その部署の社員たちが、
作業を止め「はっ!社長
大丈夫です、予定通り進んでおります。」
なりなんなり、
余計な手間を強いられます。
そこまでいかなくとも、
社長にいちいち心配そうに
みられたら、緊張して動きがかたくなります。
さて、歌に戻って、
上がってる人 は、
社長さんが、心配で心配で、
社内を余計なプレッシャーを振り撒いて歩き回ってる状態。
余計なところにちからが入ったり、まぁからだ各部が、
ギクシャクしてる状態。
音楽的な観点からの言葉②
の方で例にあげた生徒さんの場合は、
脳の社長が、
みんなちゃんとやってるのになんでなんだ!?
どこがいけなくて優勝できないだ!?と、
答えのない疑問をなげかけてる状態だったのですね。
いけないところなんて、
あるとすれば、過去の少し続いた経験に縛られ、
なんでなんだ?とまだ出ぬ
未来の結果にまで苦悩が乗っかったような状態で
歌ってしまってた事だったんですね。
社長さんは、社員さんたちをせめてる訳でもなく、
プレッシャーかけてまわってる訳でもない。
だけど、社長さんが、なーんか苦悩しちゃってる。
そんな様子から、ミスはないものの社長命令に苦しさ
がどことなく乗っかってた。
「みんな、ちゃんとやってくれては、いるんだよ。
私もみんなを信頼しとるし、、、うん、、、(ため息)」
みたいな感じ。
これだと、きちんと
歌をこなすのがやっとで、
豊かな表現まではいきません。
優勝ねらうのをやめ、
苦悩をすて好きなように
歌え、と社長さんが言った途端、
社員さん達が
イキイキと働いてくれた。
そんな出来事と私は、理解しています。