バンド アンサンブル等へのアドバイス

 

    いかに弾くかより、いかに弾かないか!

 

   バンドスコアを使っての話ではなく、

   コードとメロディーだけの楽譜で

 ベース、ドラム(或いはパーカッション)、ギター、ピアノ、

   プラスメロディー楽器(サックス) 等の場合で話したいと思います。 

  いわゆる ヘッドアレンジの話です。

  

   バンド、アンサンブルのレベルによって、細かく指導は異なりますので、

  今回は、これを知れば、バンドがぐっと垢抜ける!

   と言うあたりを狙ってみます。

 

    楽器編成、楽曲、が定まっていない前提で話しますので

   大きな枠で、陥りがちな間違いを、簡単に一言でいえば、

   

        音数が、とかく多すぎてしまう。

 

         です。

 

        勤勉過ぎてしまいがち。

 

   ベースとドラムと単音楽器、以外全員がフルでコードトーンを

    弾いちゃってる状態が生まれ勝ち。

   ここで一旦話が逸れるように思えるかもしれませんが、

    楽器は人間関係そのもの

    と、私は気づいてグーンとバンド内で評価が上った事があります。

 

    一人なら、寄り道して、ターンアラウンド原曲で一回の所を、

  気分が乗って、会場も盛り上がってるから味付けしながら

   三回やっちゃってもいいんですね。

  でも、メンバーが他にもいる場合は、それは許されない。

    あらかじめ約束されたことやらないと相手に迷惑掛けちゃうから。

    

    個人が、二人に、二人がグループに、グルーブが、社会にと、

    大人数になるほど、それぞれの役割分担ができ、ルールが出来、

    ある意味 勝手 が許されない。 

 

     ね、人間関係そのものでしょ?

 

    で、信頼関係も大事。  

 

   AさんとBさんが、やってんのに、Cさんはやってない。

 

   この状況をやる側もやらない側も無意識に避けようとして、

 

   AメロもBメロもサビもみんなが頑張っちゃう……みたいなー。

 

    でもホントの信頼って違う。あいつ出てこないけど、

 

    ちゃんと立ち回ってるから、なんか意味あんだろ。

  

    っつって、安心してやってると、ちょうど良い盛り上がりの

 

   ところで例のアイツが良い色添えてくる!

 

     こういう、信頼関係。

 

   優れたアレンジって、編成が多いと各楽器のお休みも多かったり 

 

   するんですね。

 

    意外と忘れがちな事、です。

 

   プロの方でも、いきなりプロダクションからかき集められたメンバーで

 

  急遽Cメロ符回されるとついやっちゃう。 これ落とし穴。

 

   いずれにしても、コミュニケーションは大事。

 

   リハなり、れんしゅうで

 

  「私、イントロのあとサビまで弾かないからguitarさんバッキングよろ〜。」で

 

  guitarさん「うぃ〜わかった。」みたいにゆるく約束しとけば良いのです。 

 

 

   逆に、○○のとこから○△まで、弾かないでください。

   

    は、気を付けましょう。相手が否定された気分を味わいます。

 

   頑張って熱くなっちゃうと言っちゃいがちですが、

  

   「○○のとこから○△まで、もらっていい?サビのギターのカラミが

     カッコイイから。」

    等と、ちょっと言い方変えるとお願いしやすくなります。

   メンバー同士活かし合う方向のマインドが、おのずとそう言う言葉を

    選ばせてくれると想います。

 

    また、音数が多くていい部分も、曲想によりますが、ダブつてコードトーン

   引く場合は、リズムをピッタリユニゾインにする等の工夫をして、

   いたずらにガチャガチャしないようにしましょう。

 

 

    阿吽の呼吸、快感です