音楽的な観点からの言葉②

 

   何処で歌うかが大事

 

  何処で歌うかが大事と言っても、歌う現場と言う意味での場所の話ではなく、

   脳のどこが指令して歌ってるの?って事です。

 

   ★①考えで歌うでも、

旨くは、歌えるように

なりますが、

 ★②想いで歌えてくると、

聴いくれてる人の心に

某かの影響がでます。

 感動だったり、共感だったり。

 

  ミュージシャンは、

ウマイねぇー!

  よりも、

 聴いてくれてる人の

心がふるえたわー!

 の方がより嬉しい褒め言葉

なのです。

 

   これを、説明するうえで、

あるエピソードをお伝えして

おきます。

 

   ある日、ある生徒さんが、

電話をくれて、

「先生! 先生が言った通り

戦わないで歌ったら、優勝しちゃいましたぁ!」

  と、おっしゃいました。

 

  その方の悩みは、

良くカラオケ大会に出て、いつも準優勝など、いい線までいくんですが、優勝した事が

ない。最近そのジレンマが

苦しくさえあり、歌うのがつらい。

   と言うものでした。

 

    レッスンで聞く限り、

非常に歌が上手い。

    たまに見かける歌唱指導付きのCメロ譜の表現にも

超忠実(歌詞の一言一言に波線やら、・・・がうってあり、

ため息まじりに、とか、たんたんと丁寧にとか、思い切り歌い上げてみたいな指示が歌詞全てに書いてある。)

 つまり、

 ある意味歌は完璧。

 

  で、私からしたアドバイスは、

 「戦うのやめて、一度勝負を捨ててみてください。

 大会に出るチャンスは、次もあるでしょう?だから

今回は騙されたつもりで。」

  と言っただけで

 テクニカルな歌唱指導は、あえて一切しませんでした。

   

    

その数日後に例の

朗報の電話を頂いたのです。

 

   この文章の冒頭の

★①と★②の違いなんですね。

 

  では、次の章でもう少し

詳しく別の視点から

 

両者の違いをイメージしてみましょう。