音楽的視点からの言葉⑥

  音楽的観点からの言葉②に出てきたたまに見かける歌唱指導付きのCメロ譜の表現

 

(歌詞の一言一言に波線やら、・・・がうってあり、

 

ため息まじりに、とか、たんたんと丁寧にとか、

 

思い切り歌い上げてみたいな

 

指示が歌詞全てに書いてある。)

 

 に従って、どんなに忠実に

 

歌っても、時に陳腐な

 

モノまねレベルに

 

なってしまう場合があるのは、

 

 そういう事です。

 

  表現している本人の心が歌の内容を味わうよりも、

 

社長さんのプレッシャーでちゃんと歌わなきゃ

 

間違えないようにしなきゃ、

 

に満たされていると、

 

言葉の意味より、

ニュアンスの方にそれが

 

出てしまうのです。

 

  例えその曲をCD発売してるプロ歌手が

 

どう歌っていようと、社長さんの指令が、

 

 「ああいう風に歌え。」

 

だと、行って上手なものまねだったりします。

 

 それよりは、いざステージにたったら、

 

社員さんが

 

一緒に歌を味わってる状態

 

(表現で良く言う”なりきる“

 

がここにあります。)

 

こそが、歌詞の、意味と

 

ニュアンスのベクトルのあった素晴らしい表現として、

 

心に響きます。