音楽的観点からの言葉②に出てきたたまに見かける歌唱指導付きのCメロ譜の表現
(歌詞の一言一言に波線やら、・・・がうってあり、
ため息まじりに、とか、たんたんと丁寧にとか、
思い切り歌い上げてみたいな
指示が歌詞全てに書いてある。)
に従って、どんなに忠実に
歌っても、時に陳腐な
モノまねレベルに
なってしまう場合があるのは、
そういう事です。
表現している本人の心が歌の内容を味わうよりも、
社長さんのプレッシャーでちゃんと歌わなきゃ、
間違えないようにしなきゃ、
に満たされていると、
言葉の意味より、
ニュアンスの方にそれが
出てしまうのです。
例えその曲をCD発売してるプロ歌手が
どう歌っていようと、社長さんの指令が、
「ああいう風に歌え。」
だと、行って上手なものまねだったりします。
それよりは、いざステージにたったら、
社員さんが
一緒に歌を味わってる状態
(表現で良く言う”なりきる“
がここにあります。)
こそが、歌詞の、意味と
ニュアンスのベクトルのあった素晴らしい表現として、
心に響きます。